ログログ物語・14

前回第13回ではログハウスの良いとこばっかり書きましたね♪
 じゃ~悪いとこは無いのか!?
 実はあるんです~。。。。残念ながら。。。。
 まず、約15年ログハウスに住んできて一番『こりゃやっかいだろうなぁ~』って事は
 イラストにもあるログ壁の再塗装。
 普通の家で再塗装する時ってやっぱり10年~20年スパンで考えますよね?
 でもログハウスは大体2~3年で塗り塗りします(笑)
 いや、見た目は気にしないから~って言うんだったら別に2~3年で塗り塗りしなくっても
 もちろん良いんですよ。
 ただ塗料には木の見た目以上に持ちを良くする保護効果もあるんで、
 やっぱり綺麗に塗り塗りしておいた方が長い目で見ると良いんですよね~。。。
 ま~ログ壁自体の塗装はそれほど苦にはならないかもしれないのですが、
 問題は高い部分。。。。
 棟木の木口とか~。屋根の破風とか。。。。
 あとは妻壁の上の方とか~。ドーマーの壁とか。。。。。
 高い部分は危険が伴うのでスゴく注意が必要なんですね!!
 プロの方もちょっとした不注意で梯子から落ちた!なんて話も良く聞くくらいですから。。。。
 ちょっとでも『自分じゃ怖いな~』とか思ったら業者さんに任せるのもひとつの選択です。
 ただ業者さんに頼むとおおよそ50万~100万近くの見積もりが
 来ることは覚悟しておいてきださいね♪
 全部頼むとそんな金額になってしまいますが。。。。
 足場だけレンタルする方法や、建築段階で出来るだけ手のかからない素材に変えてしまう。。。
 というやり方もあります♪
 それでもノーメンテで何十年ってのは日本の住宅においてでは無理な話なので、
 10~15年で一度大きなメンテナンスの時期を迎える事になるでしょう~♪
 どちらにしろマンションなどの共同住宅ではなく個人の『家』となるので、
 愛着を持って自分のログハウスをかわいがってあげてください♪
 あっそうそうもうひとつ!
 ログハウスって地震や火事にはめっぽう強いのですが、弱いのもあるんです。。。。。
 それが先日も猛威をふるった『台風』!!
 実はログハウスって木を1本1本横に積んでいってる建築物、
 その1本1本を隙間なく固定していません。
 。。。というか固定しても木が痩せたり動いたりするもんで隙間がどうしても出来ちゃう。。。
 また建具や窓周りにもセトリングスペースを取ってる関係上、
 完璧にコーキングも出来ません。
 もちろん新築時は完璧に施工出来たとしても数年でログは動くので
 コーキングも切れて隙間が開いてしまったりするんですね~。
 そこに横殴りの雨が数時間、ログ壁や建具に水が当たってると。。。。。。
 じわじわ~っと水が染み込んできたりしちゃうって訳です。
 でもその対策も年々良くなってきてるし、各メーカーシーリングも研究されてきてます!
 ですから雨対策にはそれほど心配する必要は無いと私は思ってます。
 それでも台風が来る度に漏ってしまう部分には7~8年後セトリングが落ち着いたら
 キチンとシーリングをやり直せば良いと思ってます。
 それに室内に漏れてきた雨水、ちゃんと出て来てるんだから拭き取れば綺麗に無くなる。
 これが在来工法やツーバイ工法だと多分漏れたとしても壁の中に染み込んで
 室内まで出てこない可能性が大!
 その水は壁の中の断熱材や構造材を蝕んでいくかもしれません。
 そういう意味でもログハウスはログ壁から漏れた雨水は
 拭き取れば断熱材や他の影響は少ないと思いますね♪
 あとは雨の漏れた後はシミにもなりやすいのでキチンとした後処理もしておきましょう~♪
 濡れたら拭く、ただそれだけでOKです。
 そのままほっておいて水が乾くとどうしてもその部分の木が
 濃い色に変色する事があるので注意してください♪
 まっこのようにログハウスも完璧ではありません♪
 人が作るものに完璧は無い。でもログハウスには夢がある!
 とっても日常が楽しめる家なんです♪
 続く
 次回はログハウスの秘密……なんて記事にしてみようかな~(笑)

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